パイロット「カスタム74」のベスト型!


日本の三大メーカーの1万円台定番品万年筆(パイロット:カスタム74、プラチナ:#3776、セーラー:プロフィット)は、どれもこれもモンブランみたいな両側が丸い「バランス型」だとばかり思っていました。この万年筆を見るまでは……

カスタム74 ベスト型とバランス型

これは……明らかにベスト型じゃないですか!!!
初めて見たときは本当にカスタム74なのか疑いましたけれど、確かにキャップには「CUSTOM 74」と、例の「★」マークがついていました。このセンスは明らかにパイロットのものでしょう。間違いありません。

いっつも思うんですけど、絶対信頼の置ける優秀な人なんだけど、友達として付き合うにはどうにも気がひけるというような雰囲気をパイロットには感じてしまいます。同じ友達なら、甘ったるい生活を送ってる伊達男や、四つの海を股にかける人(いずれも伊太萬)のほうが楽しくていいよね~って思うんですよね。まぁそう言いながら結局パイロットの万年筆ばっかり手元に集まってきているんですけどw

まぁ話を戻しますが、カスタム74に「ベスト型」(両端が平べったいタイプのペン)があるなんて、全く知らなかったんです。現行品は全て「バランス型」(両端が丸いタイプ)で、自分は最近万年筆の世界に足を突っ込んだので、さっぱり見たことがありませんでした。

ペン先に書いてある製造年は1993年。pen-infoさんのカスタム74の記事には、発売開始時期は1992年12月と書かれています。
パイロットカスタム74 – http://www.pen-info.jp/pilot_custom_74.html

と言うことは、極初期にのみ生産されたモデルなのかもしれないですね。
もっと調べてみると、どーむさんのブログで、ベスト型のカスタム74について 言及されていました。
パイロット カスタム74 株主優待特別仕様(Pilot CUSTOM74 SPECIAL EDITION) – どーむの保険屋営業日記 &○欲日記 – Yahoo!ブログ – http://blogs.yahoo.co.jp/ttokondo/60232727.html

この形状は実は現行のカスタム74が発売された際にコースとミュージックニブが与えられたものが別に発売され、品番もFKK1550Rという独自のものが与えられていたものなんだそうです。

おお、本当に初期の製品なんですね……確かにこのベスト型のニブはコース(C)です。初めての極太なので、嬉しくてすぐにニブの調整(切り割り開き)をしてインクを入れてしまいましたが、もしかして結構もったいないことをしてたりして……?

まぁあくまで定番品ですから、ちゃんと普段使いしてあげないとカスタム74が泣いちゃいますよね!!というわけで現在のスタメン万年筆として活躍している次第でございます。

「パイロット「カスタム74」のベスト型!」への2件のフィードバック

  1. 大変貴重なものをご所有ですね。
    このようなcustom74が存在していたのを初めて知り、初めて拝見しました。
    株主優待特別仕様としての刻印も魅力的です。
    Pilot万年筆愛好家、蒐集家にとっては垂涎の一つであると思います。

    あれこれと長年にわたり鉄ペン金ペンを試しては、
    その都度国産万年筆の素晴らしさに感心しつつ、
    気が付けば私もPilot万年筆の秀逸さに惹かれてカスタム系統の万年筆ばかり入手しています。

    1. コメントありがとうございます。

      本当に偶然手に入ったので、私自身も大変驚きました。

      この記事ではぐだぐだ書いていますが、結局普段遣いはプラチナだったり、一番所有しているメーカーはパイロットだったりと、国産万年筆は身近だし、とても使いやすいですね。

松田 へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です