丸善 復刻版「アテナインキ」をPelikan 140に吸わせて書いてみる。

前回の記事に引き続き、Pelikan 140ネタです。

こいつにどんなインクを吸わせようかと考えながら丸善にやってきたら、良い感じのインクが目に止まりました。

復刻版アテナインキ

丸善 復刻版「アテナインキ」です。
2009年に丸善140周年記念で限定品として発売されたけれど、その後通常商品として再販されるようになったみたいです。

色はセピア。どんな色なのか、早速書いてみました。↓

アテナインキ 筆記時の色

書いている紙はライフのLライティングペーパー便箋です。
セピアってこんな色?まぁたしかにこんな色かも。おばーちゃんが持ってた古い写真(お兄さん?の出征時の記念写真)が確かにこんな感じの色合いだった気がする……!
比較として、俺の持っている似たような色系統のローラー&クライナー「スカビオサ」 を下に書いてみました。手持ちの少ないインクからの比較なんで、「似てねーよ!」というツッコミはご勘弁ください(;ω;`)

そしてその下は、筆記線の太さの比較用に、同じ字幅…… であるはずのPelikan 400NNを書いてみました。
どうみても太さが全然違いますがね;;  140があまりに使い込まれているので、ニブには「F」と書かれていますが、実際はBに届くんじゃないかという太さになってしまっています。個人的にはかなり好きですけどね。

ちなみに、アテナインキと一緒にペリカンのブルーブラックも買ったのですけど、今のところ吸わせる万年筆がないので特に何もしていません。セーラーの「プロフィット21透明軸」か、プラチナ「#3776 ブライヤー」あたりを次は狙ってるんですけど、手に入ったらこのブルーブラックを吸わせたいなぁ……(´・ω・`)

とりあえず今回はこのへんで~(´・ω・)ノシ

「Pelikan 140」が手に入ったのでとりあえずお掃除をやってみる。

どうも。ヤフオクを眺めるのが毎日の日課になってしまったにしふなばしです。

価格が付けられた万年筆を日々眺めていると、どうしてもぽちっとボタンを押したくなることがありますよね?
俺も例外ではなく、まんまとぽちっと押してしまいました。しかもちょっと熱が入って、対抗馬と競り合うこともしてしまいました……

その結果手に入れた万年筆がこちら、「Pelikan 140」 です。

pelikan140

尾軸の形は400NNを思い起こさせる丸さと長さですが、キャップ天冠部が結構違います。装飾のめっき(?)が所々剥げていますけど、可動部分の調子は何とか大丈夫みたいです。ピストンにシリコングリスを塗ってみたら動いてくれました。

とりあえず自分の持っている400NNと比較してみます。

400NNと比較

400NNの方が若干長いですねぇ。今で言うM300みたいな位置づけになるのでしょうか?

こいつが届いたときは、ペン先回りのインク汚れ(おそらくBBインクによるもの)がひどかったので、がりぃさんのブログ「趣味と物欲」の記事(http://d.hatena.ne.jp/pgary/20100302/p1)に書いてあった内容を参考にして、アスコルビン酸(ビタミンC)水溶液にソケットごとペン先・ペン芯を沈ませて、インク汚れを取ってみました。
さすがアスコルビン酸、めちゃくちゃ汚れが落ちていきますね~。 この万年筆より以前に落札した、パイロットの万年筆(スーパー150Lとかいろいろ5本……)もアスコルビン酸水溶液に浸したら、すぐインクが溶け出してくれました。ほんと効果てきめんです!

キャップの中の汚れもついでにとって見ました。こちらの場合はメラミンスポンジを小さく切って楊枝に刺したものに、先ほどのアスコルビン酸水溶液をしみこませて、キャップの中をゴシゴシしました。すぐに色がついた水がだらだら流れてきます。

すでに使用済みですが……

楊枝を二本差すのは、たこ焼きに串が二本ついているのと同じ要領ですね。一本だとくるくる回っちゃう;;
下の図が、キャップ内部の清掃前と清掃後の比較です。かなり見えにくいと思いますが、内部の青い部分が消えているのが分かると思います。

キャップ内部清掃前・清掃後

ちなみにキャップの内部を清掃するのは意味があるのでしょうかね? 俺の場合は、キャップの内側の色と、入れてるインクの色が違うのは何だか変な感じがするのでお掃除したくなります。普通はどうなんでしょ??

これで清掃はあらかた終わったので、あとはインクを入れてためし書きをするのみですね。 あ、ペン先のほうは前の持ち主が大事に使っていたのか、かなり使いこまれたすり減り方をしていました。そして、俺の筆記角度とだいたい同じ角度ですり減ってるので、何もしないでこのまま使うことにしました。

俺もこんなになるまで使い倒したい……

ほんとはペン先を金磨き布で磨く方がいいと思うのですが、ペン先とペン芯のうまい差し込み方がよく分からないので、バランスを崩すのが怖くてしませんでした。抜いたばっかりにせっかくの万年筆を台無しにしたくないです~(;ω;`)
まぁ磨きたくなったら関係なしにぬきますがねww

インクを入れての試し書きは、この後の記事で書いてみたいと思います。