「Pelikan 140」が手に入ったのでとりあえずお掃除をやってみる。

どうも。ヤフオクを眺めるのが毎日の日課になってしまったにしふなばしです。

価格が付けられた万年筆を日々眺めていると、どうしてもぽちっとボタンを押したくなることがありますよね?
俺も例外ではなく、まんまとぽちっと押してしまいました。しかもちょっと熱が入って、対抗馬と競り合うこともしてしまいました……

その結果手に入れた万年筆がこちら、「Pelikan 140」 です。

pelikan140

尾軸の形は400NNを思い起こさせる丸さと長さですが、キャップ天冠部が結構違います。装飾のめっき(?)が所々剥げていますけど、可動部分の調子は何とか大丈夫みたいです。ピストンにシリコングリスを塗ってみたら動いてくれました。

とりあえず自分の持っている400NNと比較してみます。

400NNと比較

400NNの方が若干長いですねぇ。今で言うM300みたいな位置づけになるのでしょうか?

こいつが届いたときは、ペン先回りのインク汚れ(おそらくBBインクによるもの)がひどかったので、がりぃさんのブログ「趣味と物欲」の記事(http://d.hatena.ne.jp/pgary/20100302/p1)に書いてあった内容を参考にして、アスコルビン酸(ビタミンC)水溶液にソケットごとペン先・ペン芯を沈ませて、インク汚れを取ってみました。
さすがアスコルビン酸、めちゃくちゃ汚れが落ちていきますね~。 この万年筆より以前に落札した、パイロットの万年筆(スーパー150Lとかいろいろ5本……)もアスコルビン酸水溶液に浸したら、すぐインクが溶け出してくれました。ほんと効果てきめんです!

キャップの中の汚れもついでにとって見ました。こちらの場合はメラミンスポンジを小さく切って楊枝に刺したものに、先ほどのアスコルビン酸水溶液をしみこませて、キャップの中をゴシゴシしました。すぐに色がついた水がだらだら流れてきます。

すでに使用済みですが……

楊枝を二本差すのは、たこ焼きに串が二本ついているのと同じ要領ですね。一本だとくるくる回っちゃう;;
下の図が、キャップ内部の清掃前と清掃後の比較です。かなり見えにくいと思いますが、内部の青い部分が消えているのが分かると思います。

キャップ内部清掃前・清掃後

ちなみにキャップの内部を清掃するのは意味があるのでしょうかね? 俺の場合は、キャップの内側の色と、入れてるインクの色が違うのは何だか変な感じがするのでお掃除したくなります。普通はどうなんでしょ??

これで清掃はあらかた終わったので、あとはインクを入れてためし書きをするのみですね。 あ、ペン先のほうは前の持ち主が大事に使っていたのか、かなり使いこまれたすり減り方をしていました。そして、俺の筆記角度とだいたい同じ角度ですり減ってるので、何もしないでこのまま使うことにしました。

俺もこんなになるまで使い倒したい……

ほんとはペン先を金磨き布で磨く方がいいと思うのですが、ペン先とペン芯のうまい差し込み方がよく分からないので、バランスを崩すのが怖くてしませんでした。抜いたばっかりにせっかくの万年筆を台無しにしたくないです~(;ω;`)
まぁ磨きたくなったら関係なしにぬきますがねww

インクを入れての試し書きは、この後の記事で書いてみたいと思います。